ブラックパンサーのコスチュームを作るにあたって

ブラックパンサーはコミックデビューした1966年以降、マーベルの世界においてアイコニックなキャラクターとして活躍し続けました。彼はその間、コミックだけでなくテレビや映画、小説、ゲームなどにも登場するようになりました。8月に配信予定の新エキスパンション「ワカンダの戦い」にてブラックパンサーのコスチュームが追加されますが、多くはこうした媒体に登場した時の衣装からインスピレーションを受けました。いくつかのコスチュームを紹介し、作成における感想を述べていきたいと思います。

「アイコニック」コスチューム – まずはエキスパンション開始時に着る、Crystal Dynamics オリジナルのコスチュームをご紹介します。このコスチュームを作成する際、昔ながらのブラックパンサーのビジュアルやシルエットをベースに、ファンがここ数十年慣れ親しんでいるモダンな要素・機能的な要素も取り入れました。彼のスーツに装甲を付け、ヘルメットはより頑丈に、そして腕の長いラインはその昔着けていた縞模様のグローブを彷彿とさせます。また彼の能力であるエネルギー吸収を反映させるためにヴィブラニウムを織り交ぜ、コスチューム全体がより先進的になりました。

「最も危険な男」コスチューム – コミックからインスピレーションを受けた本コスチュームはノワール風のもので、キャスパー・コールがニューヨークシティでブラックパンサーとして活躍した際に着たコスチュームになります。このように、コミック内に登場する象徴的なコスチュームは他にもありますので、ゲーム内で是非ご覧いただきたいです。

「ティ・チャラ王」コスチューム – こちらもCrystal Dynamicsオリジナルのコスチュームで、王族の衣装でありながらも、機能的な役割も果たしています。「ティ・チャラがブラックパンサーのスーツを着ないとき、どんなものを着るのか?」と想像しながら作りましたが、コスチュームをよく見ると、それぞれの指に指輪がかけられています。この指輪は戦闘時、爪になります。

「ダミサ・サーキ」コスチューム – こちらのコスチュームはJack Kirby 氏が描いたブラックパンサーを再現したもので、1966年にコミックで初登場したときの見た目でもあります。ワカンダ語で「パンサー」を意味する「ダミサ・サーキ」コスチュームは肩マントも付いていますが、コミックのブラックパンサーは肩マントをよく着けていたため、こちらのオマージュとなります。肩マントを付けることでコスチュームにディテールや三次元性が加えられ、古代の戦士の雰囲気が醸し出されます。

「策士」コスチューム – こちらのコスチュームは「Black Panther: Man Without Fear #513」にて、ティ・チャラがデアデビルの代わりにヘルズ・キッチンを守った時の衣装をインスピレーションとしています。ティ・チャラは超人能力を持たないため、訓練や戦略知識を駆使しながら数々の敵を打ち破りました。

コスチュームのご紹介はこれにて一旦終了しますが、8月に配信予定の「ワカンダの戦い」のリリース前もブラックパンサーのコスチュームを引き続き、公開します!各SNSをチェックし、 今日ご紹介したコスチュームに関するご意見を是非お聞かせください。