クロウレイド「不協和音」 に関する詳細情報(ギアやパワーレベルの上限引き上げなど)

こんにちは!デザイナーのAlex KendeとゲームプレイディレクターのPhil Therienです。12月1日配信予定の新レイドやパワーレベルの上限引き上げ、ギアに関する情報をご案内したいと思います。

不協和音

  • 必要プレイヤー数:4人
  • 場所:ワカンダ
  • 参加条件:パワーレベル150以上

ユーザーの皆さんからいただいた「形成逆転」に関するフィードバックを元に今回のレイドをデザインしました。「不協和音」は今までにないコンテンツで、ストライクチーム内の連携が常に要求されます。またプレイヤーがアッと驚くサプライズが至る所に設置されています。

月光を浴びたワカンダのジャングルをスタート地点とし、プレイヤーはメナ・ンガイ(別名:「ヴィブラニウム・マウンド」)に向かいます。その後、広い鉱山エリアへと進み、音波のモンスターと化したクロウと再び対峙します。プレイヤーはその途中、複数のボスに遭遇しますが、いずれも独自の仕様やパズル要素が施されています。いくつかのパズルは役割で分担されているため、グループ内のヒーローは各々の長所を生かしながら任務に貢献します。それぞれのヒーローはもちろん、各プレイヤーの得意分野に沿って戦略を練らなければなりません。ただし各ヒーローの役割は必ずしも固定する必要は無く、どのヒーローでもパズル要素をこなすことが出来ます。 また各ヒーローの成長具合に沿って、役割分担を行うことも可能です。

レイドに取り組む前に、各チームメンバーの役割やチーム構成も熟考した方が良いでしょう。与ダメージ以外にも貢献できる分野がたくさんあります ― 重厚なハルクが防衛線を張ったり、機動力重視のアイアンマンが遠隔で仕事をこなしたり、回復に特化したミズ・マーベルがチームメイトの命を救ったりなど、各ヒーローのスキルセットによってそれぞれ貢献方法や場面が異なります。レイドをクリアするには入念な準備、素早い判断、タイトなチームワーク、そしてこまめなコミュニケーションが必須です。

そして再び実体化したクロウは今度こそワカンダを壊滅させようと復讐心を燃やします。今回のレイドは「ワカンダの戦い」の結末でもあり、過去最難関のコンテンツとなります。両陣営は一歩も譲らず、全力を掛けて戦いに挑みます:見慣れたワカンダ勢が援護する一方で、新しい敵も襲ってきます。「不協和音」で新しく追加された敵タイプ「エコー」はダメージ耐性を持ち、弱体効果付きの攻撃でプレイヤーに立ちはだかります。

エリート版のレイドではノーマル版よりもさらに強い敵が現れます。例としてエコーの攻撃が強化され、弾の数がさらに増えるのでプレイヤーの回避能力が問われます。またエリート版に登場する敵は全てエコー同様にダメージ耐性が付いています。エリート版はノーマル版とは違う形でチューニングされているため、正確なタイミングや連携が要求され、レイドを克服するためには仕組みの熟知や難易度に適したギアが必須となります。

クロウレイドのギア

今度はギアについて語ります!

レイド用のギアですが、装備するギアは「不協和音」のノーマル版・エリート版両方において重要です。上記の通りエコーやエリート版の敵にはそれぞれダメージ耐性が付いていますが、これらに対しソニックやヴィブラニウムギアが有効です。レイドに最適なギアを装備することが重要になってきますが、特にエリート版は敵のダメージ耐性も考慮に入れなければならないため、その重要性がより際立ちます。加えて、エリート版に最適なギアはレイドのノーマル版でゲットできるため、装備を十分に備えてからクロウ戦に臨みましょう。

パワーレベルの上限引き上げ

ウィークリーミッションチェーンであるクロウレイドですが、プレイヤーのパワーレベル(PL)が150以上に達した場合はノーマル版、160以上に達した場合はエリート版がそれぞれ表示されるようになります。PLが足りないプレイヤーは「家族再会」やウィークリーミッションチェーンでギアを探し、ヒーローのPLを140から150に上げることをオススメします。またクロウレイドのエリート版をクリアすると、ヒーローのPLは 150から165に上がります。メジャーアーティファクトを含め、PLの上限は175になりました。

ミッション報酬自体はPLを上げないものの、そのギアのスロットで一番高いPLに合わせて設定されます。例えば、近接スロットにPL 148のギアを、ヒーロースロットにPL 146のギアをそれぞれ入れた場合、ミッション報酬としてPL 148の近接ギア・PL 146のヒーローギアが付与されます(PL 148のヒーローギアは付与されません)。こうすることで高品質のギアが入手できる確率が高くなり、既に持っているギアセットをアップグレードするために必要な高PLギアもゲットしやすくなります。開発者ブログでもシステムの見直しについてご案内しましたが、手持ちのギアのPLを上げたい場合、より高いPL を持つギアをリサイクルすることで消費されたギアのPLに引き上げることが可能となります。

パッチ2.2はクロウレイドに加え、ギア全般に対してもユーザーのフィードバックに基づいたアップデートを施します。各アカウントではなく、対象ヒーローが全て週に1度ウィークリー報酬を得られるようになり、「オメガギアにダメージバフが付いていない」とユーザーの皆さんからフィードバックをいただいていたので、エキゾチックのディスコーダントギアに何らかのダメージバフを追加します。

レイドで獲得できる報酬は以下の通りです:

ウィークリーミッションチェーン完了時の報酬

  • ディスコーダントエキゾチックギア(近接/遠隔)
  • ディスコーダントエキゾチックギア(防御/ヒーロー)
  • レイド限定のマイナーアーティファクト(エピック)×1

ミッション完了時の報酬

  • ディスコーダントエキゾチックギア(ランダムスロット)
  • 断片400個

ウィークリーミッションチェーン(エリート)完了時の報酬

  • エリート ディスコーダントエキゾチックギア(近接/遠隔)
  • エリート ディスコーダントエキゾチックギア(防御/ヒーロー)
  • レイド限定のマイナーアーティファクト(エピック)×2

エリートミッション完了時の報酬

  • エリート ディスコーダントエキゾチックギア(ランダムスロット)
  • 断片600個

「不協和音」にて新規追加されたギアセットはこちらになります:

ディスコーダントギアセットの詳細

  • レアリティ:エキゾチック
  • 優先されるステータス値:筋力、精度、勇気、持続
  • 優先されるステータス効果:ソニック、ヴィブラニウム

ディスコーダントギア

ディスコーダントギアには4つのテーマがあります。

ソニック・コンドゥイット

ヒーローギアには必ず「ソニック・コンドゥイット」パークが付いていますが、このパークは他のパークの土台にもなっています。ステータス効果の「ソニック」が発動された際、隣接する味方に「ソニック・コンドゥイット」のバフが付与されます。

使用しているヒーローがこのパークを持ち、且つソニック効果を受けている場合、そのボーナス効果の一部が近くのチームメイトにも分け与えられます。この効果はチームメイトがディスコーダントギアを装備していなくても適用されますが、一番基本的なボーナス効果として捉えていただいて問題無いです。なおバフを発動し、隣接する味方にボーナス効果を与えた人は「付与側」のヒーローになります。

先述の通り、ディスコーダントギアを装備していなくてもソニック効果の恩恵を一部得られますが、同ギアを装備している場合、追加のパークが発動されます。その他のディスコーダントギアは「付与側」や「受取側」のプレイヤーにそれぞれ分ける形でパークの効果が付与されていますが、ディスコーダントギアを装備しているプレイヤーには付与側の「ソニック・コンドゥイット」が与えられ、ディスコーダントギアの装備の有無にかかわらず「ソニック・コンドゥイット」を発動した人には受取側の「ソニック・コンドゥイット」が与えられます。付与側のヒーローはソニック効果を持ち、その効果を近くのチームメイトに分け与えることが出来ます。一方で、受取側のヒーローは付与側のヒーローが放ったソニック効果を受け止めます。コンドゥイット系のパークは発動するかしないかの2択になり、「発動率」というものはありません。またヒーローは付与側・受取側のバフを両方受けることも可能です。ただし効果はスタックされません。(例:付与側のチームメイトが2人いても、受取側のバフは1つしか受け取れません)

付与側・受取側のパークの中に一部ヒーロー専用のものもあり、ヒーローの特定部分にピンポイントでバフが与えられます。ハルクの「グランティング・エイム」はその一つで、「ソニック・コンドゥイット」の付与側となった際、岩を近接攻撃として使用した時の与ダメージが何と80%も増えます!

グループ行動や密接なチームワークがあまり得意でないプレイヤーには別の選択肢もあります。 「コンドゥイット・リバイバル」と「リーサル・コンドゥイット」はソニック効果を発動しなくても、「ソニック・コンドゥイット」を発動させることが出来るパークです。つまり付与側のチームメイトやソニック状態の敵が近くにいなくてもOKです。ただしその代償としてこれらのパークは受取側のバフしか与えません。(付与側のヒーローがいないため)

エフィシェント系のパーク

今までの近接・遠隔ギアはそれぞれステータス効果系のパークが1つしか付いていませんでしたが、攻撃タイプの多さによりランダム性が高くなり、欲しいギアがなかなか現れませんでした。これに対し、複数の攻撃タイプを対象とするステータス系のパークをディスコーダントギアに入れました。この仕様により、近接・遠隔ギアには実質4つのパークが付いています。

ヒーローの一部において近接・遠隔のオプションが少ないため、エフィシェント系のパークはそのオプションを全てカバーします。例として、アイアンマンの近接ギアにはステータス系のパーク(軽コンボフィニッシャーとシグネチャー攻撃のパーク)が2つしか付きませんが、ディスコーダントギアでは両タイプ一つのパークでカバーされています。アイアンマンのディスコーダントギアはさらに面白くなりますが…こちらに関してはプレイヤーご自身で確かめていただきたいです。

なお上記ですが、遠隔ギアの場合、その逆が当てはまります。ハルク、キャプテン・アメリカ、ソー、ミズ・マーベルのディスコーダントギア(遠隔)にはそれぞれ遠隔パークが2種類しかないため、遠隔のオプションが全てカバーされます。例として、ハルクのパークによりソニック効果は小岩・大岩攻撃の片方ではなく、両方に適用されます。この変更により、様々な攻撃タイプにステータス効果が付与されるようになります。

最後に注記として、このギアセット専用の新パークには全て発動率が設けられていません。戦闘状況問わず、プレイヤーに判断を委ねつつ、与ダメージのみがギアを選ぶ条件にならないよう調整しました。

ヒーローギアの追加

ヒーローギアの中には「オペレーティブアーマー」といった楽しいパークや派手なパークが多く、これらを失いたくないプレイヤーも多いと思いますが、ヒーローギア専用のパークをいくつかディスコーダントギアにも追加しました。なお一部パークはエリート版のギアのみに付与されています(例:「スプリット増幅器」付きのディスコーダントギアが欲しい方はまずエリート版のレイドを完了しなければなりません)。

またキャプテン・アメリカやアイアンマンのギアに対し、「ソニック・コンドゥイット」とは関係ないものも追加されました。このギアセットにおいて、各ヒーローにはそれぞれ専用のパークが設けられ、中には新しい仕様が含まれているパークもあります。また他のセットにある既存のパークも登場します。

なおブラックパンサーとソーですが、今回は新規パークが追加されません。ソーは既に強力なヒーローのため、ローンチ時の他のヒーローにより力を入れています。またブラックパンサーは新しいヒーローのため、他のヒーローが彼と同じぐらい面白いパークを揃えられるよう調整しました。これらのパークは今後仕様・名称変更を行う形でアップデートされる予定です。

プレイヤーの選択肢がより増えるよう、ケイトとソーに対し戦闘用のパークを増やしました。(「クアンタムオーバードライブ」時にソーのハンマーの近接・遠隔ダメージを増価させるパークなどを追加)

そしてブラック・ウィドウやキャプテン・アメリカに対しても面白いオプションをいくつか追加しました。特にキャップ推しのプレイヤーは「キャプテンのチャージ」を気に入っていただけるのではないかと思います。このバフの発生条件は比較的難しいのですが、ギアパークの「カウンターチャージ」が付いていれば、「カウンターストライク」を行う際に「キャプテンのチャージ」が発動されます。

ステータスリーク

ディスコーダントギアに組み込まれた仕様の中でもっとも奥深いのは「ステータスリーク」です。ステータス効果が発動されている敵に対し特定のダメージタイプを与えると、ステータス効果が隣接した敵にも広がります。「ソニック・コンドゥイット」がプレイヤー自身やチームメイトに広がるのと同じように、この効果は他の敵にも拡散します。

「ステータスリーク」の一例として、「ヴィブラニウム・ダブルリーク」を見てみましょう:

敵がソニック効果を受けているとします。その敵にヴィブラニウムダメージを与えると、ヴィブラニウム効果が隣接する敵にも広がります。拡散は2秒程かかりますが、その間は近くにいる他の敵に対し追加のヴィブラニウム効果を与えることも出来ます。

「ステータスリーク」のパークは主に3つのタイプ(ヴィブラニウム、クライオ、ショック)に分けられています。攻撃や効果発動のコンボ条件などが異なりますが、いずれも隣接する敵に対してステータス効果を広めます。氷や電気が音波に乗って伝導するように、ソニック効果も送信器のように別のステータス効果を乗せるものと考えても良いかもしれません。

ディスコーダントギアにて他のパークも是非見つけて欲しいのですが、もう一つだけご紹介します。「パークブレイカー」です:

「パークブレイカー」はヒーローが直接与えるダメージ(パークによるボーナスダメージも含む)ではなく、パークによる攻撃の与ダメージを増加させるものです。例として、ペイロードミサイル(ペイロード系のパーク)の与ダメージは「パークブレイカー」により増えますが、ヒーローのパワー攻撃の与ダメージを増加させるパーク(「ヘビーウェイト・ブレイカー」など)はその恩恵を得られません。 ダメージの発生源はヒーローではなく、パークでなければなりません。新しいパークの中でも、「パークブレイカー」によって強化されるものがいくつか含まれています。

ディスコーダントギアのテーマは「チームワーク」です。タンク型のヒーローが近接戦でプラス効果を得るのもよし、ステータス効果を積み上げて複数の敵を一気に対処するのもよし…チームメイトと常に一緒に行動したり、連携したりすればするほどディスコーダントギアが役立ちます。

12月1日配信の「不協和音」に向けて準備し、チーム一体となってクロウと戦いましょう!レイドについて詳しく紹介して参りましたが、実際にプレイいただいて是非ご感想をください。ブログを読んでいただき、またMarvel’s Avengersをプレイいただきありがとうございます!引き続き、フィードバックやご要望をどうぞよろしくお願いします。